7月1日に月山山頂で「開山祭」が行われたので、山頂まで行ってきましたよ!
「開山祭」は毎年7月1日に行われるのですが、
例年、梅雨時ということで、天気が崩れることが多いのだそうです。
ましてや「山」ということで、私も天気を気にしていたんですが、
見事に晴れてくれました!
しかも、
毎年「開山祭」に行かれている方いわく、
今までにないくらいのいい天気だったそうです!
10年に1度あるかないか、だそう!すごい!!
今回は月山登山のレポートです♪♪♪
朝8時。
私たちは、月山ペアリフトに乗って、リフト上駅からスタート☆
すぐ、こんな絶景に出会えます!
向こうに見えるのが朝日連峰。
この時期はまだまだ雪があるので、雪渓の中を歩いていくことになります。
アイゼンは必須です!!
アイゼンは、月山ペアリフト下駅でレンタルしているので持っていない方でも安心です♪
私もこちらのアイゼンをお借りしました。
わかりづらいですが、
こんな感じで装着。
アイゼンを付けても、やはり少しは滑ります。
ストックもあったほうがいいです!
私は持っていなかったので、ロープにつかまって登りました(笑)
雪渓を登ると姥ヶ岳山頂です。
庄内平野も一望
ここからも朝日連峰がきれいに見えました
小さくてかわいらしい花です。
さぁ、山頂目指して一歩一歩
いよいよ頂上に近づいてきました!
一気に気温が下がります。
頂上近くは雪はなく、ごつごつした岩をひたすら登っていきます。
深山薄雪草(みやまうすゆきそう)
ヨーロッパアルプスのエーデルワイスと同属なことから、日本のエーデルワイスとも呼ばれています。
10時30分。山頂到着!!
山頂は、岩と草原の世界。
「あの世」の世界を知ってるわけではないですが、
なんとなく「あの世」みたい、、、と感じたのは私だけかな。。。
クロユリが咲いてました。
東北でも、ここ月山の、しかも山頂でしか見ることのできない花と言われています。
貴重な花に、皆さん写真を撮られていました。
山頂にある月山神社本宮。
この中は撮影禁止です。
午前11時に始まった「開山祭」。
白装束を着た方も多くいらっしゃって、とても神聖な気持ちになりました。
月山は、羽黒山、湯殿山と並ぶ出羽三山のうちの一つ。
羽黒山は現在
月山は過去
湯殿山は未来
三山を巡ることによって、死と再生、いわゆる「生まれ変わる」ことができると、
昔から信仰されつづけてきました。山岳信仰の聖地。
月山山頂は、確かに神聖な空気が漂う、そんな場所でした。
あの時感じた「あの世」は、あながち間違ってはいなかったのかも。
登ってきたからには、帰らなくてはいけません。
登りよりも危険といわれる帰り道。
一旦、山頂で腹ごしらえをして体調を万全に。
「開山祭」の時に参拝者がいただけるお味噌汁。
月山のたけのこと、厚揚げが入っています。あったかい味噌汁が体に染み渡ります。
12時30分。下山スタートです!
帰りは霧が濃くなって前が見えないくらい。
徐々に晴れ間が・・・
晴れた!!
景色が美しい。
帰りは、14時30分くらいにリフト上駅に到着しました。
程よい疲労感と、達成感とで何とも清々しい気分。
月山の美しい自然からたくさんパワーをもらいました!
1年のうちのたった3ヶ月だけという、とても短い月山の夏。
でも、だからこそ貴重で、行く価値のあるものです。
この夏、月山登山、おすすめです。